エム・ホルーヴァ再び2011/07/18 12:25

M・HORUEVAのダイネット
 今乗っている飛鳥(ALEN) に行き付く前に検討していたのが、エム・ホル―ヴァでした。
 検討した際に、ダイネットのシートが一人掛け対面だったので、何とか2人掛け対面にしてくれないか相談をしたのですが、言下に却下されたのでした。
http://flakpanzer.asablo.jp/blog/2009/05/05/4287322

 しかし、7/9~10の東京キャンピングカーショーで2人掛け対面の6人乗りエム・ホルーヴァが発表されている!!
http://www.az-max.co.jp/mhorueva/mhorueva01.html
 ちょっと待て!
 できないって言い切ってなかったか?!
 売れてないからって、今更日和ったな。

 というわけで、頭に来たので、エム・ホルーヴァを冷静に酷評です。
 内容は、エム・ホルーヴァを却下した時のシート以外の詳細な理由です。

・高さが中途半端
  車高が2.3m弱と中途半端です。
 駐車場法施行令第9条に駐車スペースの高さは2.1m以上と定められています。
 従って何処にでも停められるかと言うと怪しい事になります。
 車高を下げるなら、Dテントむしのように2.1m以下にして駐車の自由を取るか、飛鳥(ALEN)のように車高を確保して室内の居住性を確保するかです。

・全幅が中途半端
 車内後部に横向きのベットがあるにも関わらず、車幅狭い。
 このため、子供しか後部ベットに寝られません。
 狭くするなら、ネオ・ユーロのように縦に空間を確保するか、 逆にDテントむしのように1880mmまで横に広げて後部ベットに大人が寝られるようにしないと厳しいものがあります。

・窓位置が中途半端
 無理に屋根を低くしたせいで、規格品の窓が下に押し下げられています。
 このため、窓の上辺が座席に座った際の視線より下になっており、景色が余り楽しめません。
 景色の良い場所に停めて別荘気分という使い方には、有効ではないのです。
 しかも窓が下がった事により、車内レイアウトに悪影響が出ています。

・無駄なスペース
 只でさえ狭い幅を更に狭めているのが、写真のとおりテーブルを引っ掛けるために窓をパスしている木枠です。
 このため、ダイネットの幅の有効長が短くなっています。

 因みに、アズマにテーブルをセンターポ-ル式にして木枠を外して、2人掛けのシートを対面で入れてと言ったのに、シート脇の補助マット部に機材が入っているから取れないと言っていました。
 でも今回の6人乗りでは補助マット部が無くなっているじゃないか。
 それでも、木の板で隙間を埋めているが、やはりスペースを無駄にしています。

・屋根が低い
 車高の低さと被りますが、ポップアップ下げると車内高が低すぎます。
 走行時は当然ポップアップ部を閉じなければならないのですが、閉じてシートに座ると、頭を擦るほど低い。
 雨なぞ降るとポップアップが上げられなくなるので、頭を擦るほどの狭い車内に居る事になります。

・ドアが狭い
 ダイネットに入るドアが、飛鳥(ALEN)より一回り小さい。
 そのため、出入りに苦労しました。

・後部がダサい
 最初のエム・ホルーヴァは、ムーブ・ラテの尾灯でおしゃれだったのですが、今のエム・ホルーヴァは、なんか円筒形の出っ張りに尾灯が付いています。
 これが酷くダサいです。

 というわけで、冷酷な評をして見ました。
 どうも縦型冷蔵庫の導入で左の家具部を薄くしてスペースを稼いだようですが、それでも釈然としません。